タカ目ミサゴ科 (猛禽類)
留鳥
くちばしは黒く、鋭く鉤型に曲がっている。
脚は青灰色、強い趾(足と指)、鋭く長い爪を持ち脚の裏側には魚を捕らえるための鉤爪状の棘(反転する第1趾)がある、
この棘で捕らえた魚を弱らせる。獲物の魚を見つけると急降下(時速130キロ)して捕食する。
背中、翼上面は黒褐色、顔、腹部、翼下面は白い、眼先から首にかけて黒褐色の線がある。羽毛は耐水性がある。
ピヨッピヨッ、ピィピィと短く鳴く。食性は魚食性で主に魚を食べる。大きさは全長雄55㎝、雌63㎝。
ミサゴ=英文「オスプレイ」は、佐賀空港に配備予定の自衛隊機(オスプレイ)の名前に使用されています。
海岸や大きな湖沼、河川に棲む。崖や大木で繁殖する。北日本のものは冬に暖地に移動する。準絶滅危惧(NT)
撮影=東よか干潟
チドリ目ミヤコドリ科
旅鳥
くちばしはオレンジ赤で、縦に平たく二枚貝をこじあけて食べるのに適している。脚は淡紅色。
ピリッ ピリッ、キュピィ キュピィと笛を吹くように鳴く。食性は動物食で二枚貝を主食とし、甲殻類、ゴカイなどを食べる。
大きさは全長45㎝。
干潟や海岸の岩場に飛来して群れるが数は少ない。
撮影=東よか干潟
チドリ目シギ科
旅鳥
くちばしは黒い。脚は黒く、後指(第一趾)がない(名前の由来)。
夏羽は頭、背中、翼が赤味を帯びる、喉、腹は白い。冬羽は全身白っぽい灰色、翼の縁は黒い。
さえずるようにチュチュ チュチュ、キッキッ キッキッと小さな声で鳴く。
食性は動物食で貝類、甲殻類、昆虫類などを浜辺の波打ち際で捕食する。大きさは全長19㎝。
海岸、干潟、砂浜などに飛来し冬を越すものもいる。国際自然保護連合(IUCN)レットリストの軽度懸念(LC)指定。
撮影=東よか干潟
写真左下 ➔ 右=ミユビシギ 左=トウネン
写真右下 ➔ 白っぽい頭=ミユビシギ 黒っぽい頭=ハマシギ